転職した会社は、確定給付型年金の制度がなく、企業型DCのみを実施している会社でした。相対的に老後資産に占める企業型DCの割合が大きくなったため、今後の企業型DCによる運用には、慎重な検討が必要になってしまいました。
現時点では、他の資産運用との兼ね合いで、企業型DCによる運用として保守的なものを考えています。
企業型確定拠出年金における運用商品のラインナップ
企業型DCで用意されている運用商品には、元本確保型と元本変動型が用意されています。元本確保型商品は元本割れのリスクがありませんが、低金利で資産を大きく増やせません。一方、元本変動型商品は運用により資産が大きく増えることもありますが、元本は保証されていません。
転職した会社の企業型DCには、次のような運用商品が用意されていました。
- 預金:2商品
- 積立生命保険:2商品、積立傷害保険:1商品
- 国内株式型投資信託:3商品(インデックス型1商品、アクティブ型2商品)
- 国内債券型投資信託:1商品(インデックス型1商品)
- 外国株式型投資信託:2商品(インデックス型2商品)
- 外国債券型投資信託:2商品(インデックス型2商品)
- バランス型投資信託:5商品(インデックス型1商品、アクティブ型4商品)
- REIT型投資信託:1商品(インデックス型1商品)
企業型DCで毎月積立購入する運用商品には、「DCダイワ外国株式インデックス」を選択しました。
DCダイワ外国株式インデックスの概要
DCダイワ外国株式インデックスは、日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MCSIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)連動する投資成果を目指す投資信託です。
出典:DCダイワ外国株式インデックス確定拠出年金向け説明資料(基準日:2018年12月28日)
【ファンド情報】
設定日:2003年1月27日、信託期間:無期限
売買単位:1円以上1円単位、決算日:毎年11月30日
【運用実績】
総資産総額:605億円、基準価額:30,748円
直近(2018年11月)の分配金:0円(課税前)
基準価額の騰落率 | ファンド | ベンチマーク |
3カ月 | -16.47% | -16.91% |
6カ月 | -9.10% | -9.89% |
1年 | -11.18% | -12.87% |
3年 | 2.72% | 0.73% |
設定来 | 7.48% | 5.49% |
【資産内容】
組入比率:株式98.87%、現金・その他資産1.13%
国・地域別組入比率(上位5国・地域):アメリカ67.91%、イギリス6.39%、フランス4.17%、カナダ3.63%、ドイツ3.36%
業種別組入比率(上位5業種):金融16.43%、情報技術15.22%、ヘルスケア13.56%、資本財・サービス9.78%、一般消費財・サービス9.45%
組入銘柄数:1,312銘柄、組入上位5銘柄:アップル2.28%、マイクロソフト2.23%、アマゾン・ドット・コム1.84%、ジョンソン・エンド・ジョンソン1.04%、アルファベット(C)1.00%
【ファンドのコスト】
売買手数料:なし、信託報酬:年0.27%(税抜0.25%)、信託財産留保額:なし
現時点での企業型確定拠出年金の運用方法
ぽっかくんにとって、60歳以降にならないと引き出すことができない企業型DCで運用する資産は、老後資産の最後の砦となるべきものです。もし、いまの会社で定年を迎えた場合、給付額が確定された退職金、すなわち、もらえる金額が計算できる退職金は一切受け取ることができません。そのため、企業型DCによる運用は保守的にならざるを得ませんが、元本確保型商品のみの運用では保守的すぎると考えました。
したがって、インデックスタイプの外国株式型投資信託であるDCダイワ外国株式インデックスを毎月積立購入し、その運用で生じた含み益を確定するために、年単位で定期的に元本確保型の自動継続預金にスイッチングする運用を、企業型DCに取り入れていく予定です。