米国の高配当銘柄に特化したETFとして、「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」と「iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)」があり、この2つのETFを比較したブログが数多くアップされています。
米国株・高配当株への投資をコアとする、ぽっかくんの資産運用の方針にVYMもHDVもマッチしているので、NISA口座で購入する海外ETFとして、どちらのETFを選択しても問題はありません。2017年分のNISA口座の非課税枠では、保有銘柄数が多く、よりリスクが分散されているバンガードのVYMを一括購入しました。
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)の概要
バンガードが運用するVYMは、高い配当利回りの銘柄で構成されているFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動した運用成績を目指しているETFです。米国の大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に保有銘柄として組入れています。
出典:SBI証券ホームページ及びバンガード・VYMファクトシート(2018年9月30日現在)
【ETF情報】
設定日:2006年11月10日、経費率:0.08%
分配金回数/年:4回、分配利回り:3.23%
【運用実績】
総資産総額:21,594百万ドル(2018年12月31日)、基準価額:82.02ドル(2019年1月31日)
直近の分配金:0.7388ドル、2018年の分配金:2.6492ドル
期間 | 基準価額の騰落率 |
1カ月 | 5.25% |
3カ月 | -0.50% |
6カ月 | -3.42% |
1年 | -4.89% |
3年 | 38.72% |
設定来 | 138.28% |
【資産内容】
セクター別構成比率(上位5セクター):金融15.9%、ヘルスケア13.8%、消費財:12.7%、資本財11.9%、テクノロジー11.2%
保有銘柄数:404銘柄、保有上位5銘柄:JPMorgan Chase & Co. 3.7%、Johnson & Johnson 3.6%、Exxon Mobil Corp. 3.5%、Pfizer Inc. 2.5%、AT&T Inc. 2.4%
2019年2月時点の運用状況
取得単価の76.84ドルに対して、2019年2月1日の終値が83.02ドルなので、8.0%の含み益があります。2018年10月から始まった世界同時株安により、2018年12月にはVYMの株価が取得単価を下回ることがありましたが、四半期ごとの分配金は大きく目減りすることなく、継続して入手できています。
VYMは安定したインカムゲインが期待できるので、特定口座でも追加購入したいETFです。しかし、特定口座での海外ETF購入にはそれなりの手数料がかかるため、手数料負けしない、ある程度まとまった余裕資金用意しなければならないのがネックです。なお、NISA口座で購入したVYMは、最大減の非課税の恩恵にあずかるため、ロールオーバーによる継続保有を予定しています。